2007年1月6日土曜日

フランス自転車ひとり旅 2日目 (7/16) ~初めての・・・


前日は疲れて10時前には眠ってしまったので、5時ころ目が覚めた。自転車を確認。ほっ。ありえないくらいぼろぼろになっていたが、調整すると問題なく走る。変速も問題ない。やった!

お世話になった宿のご夫妻に御礼を言って、第14ステージのスタート、Montelimarへ向かう。



荷物を自転車に積んで、走り出したときの高揚感は忘れられない。前日のトラブルなどは頭の隅に消え去っていた。反対車線を走るサイクリストが、手を上げてあいさつしてくれる。



国道をしばらく道なりに走り、Montelimarの街が近づいてくる。ここで、同じ方向に向かう初老のサイクリスト発見。てっきりツールを見に行く人だと思ってついていくが、途中でわき道にそれる。片言のフランス語で、「ツールに行くの?」と聞くと、彼は困ったような顔をして、「いや、自分の家だよ」と言う。現地の人は意外に無関心である。

しばらくすると別の2人組のサイクリストに遭遇する。今度は向こうから英語で話しかけてきた。彼らはオーストラリア人で、ツール観戦の前はサッカーW杯を見ていたそうな。


写真の2人組がそれ。
彼らについていったおかげで迷うことなく会場に到着。すでにキャラバン隊がおみやげをばらまいていた。
オーストラリア人とはここで別れ、日陰で観戦できそうな場所をさがす。なんたって、日なたは猛烈な日差しで5分と待ってられそうにない。



木陰に自転車を置き、選手がくるのを待つ。老若男女たくさんの人が集まり、お祭り騒ぎだ。スタート時間が近づくと、前にたむろしていた警察官がツールを先導すべく出発していく。


そして、ついに選手がきた!
歓声に応えながらゆっくりだが、あっという間に通過していく。そしてそのあとを無数のサポートカーが追う。積んである自転車がものすごくきれいにしてあるのが印象的だった。



ツールを間近で見ることができ、満足して今日の宿泊地、Valenceへ向かう。


覚悟はしていたが、ものすごく暑い。日本の暑さとは違い、とにかく日差しが熱いのだ。水をかけながら進む。



ダブルボトルでのぞんでいたが、当然のことながら水がすぐなくなってしまい、街の喫茶店に駆け込む。英語は通じないので片言のフランス語とジェスチャーで、水をもらう。親切にも、1.5リットルのペットボトルをくれた上に、持っていたボトルのほうも満杯にしてくれた。


1.5リットルのペットボトルがロードレーサーのボトルゲージに入るって知ってました?



MontelimarからValenceまでは50kmほどの道のりだが、途中パンクもあってかなりてこずった。
ツールではこの日、なんでもないカーブで落車して、重傷を負った選手がいる。アスファルトが溶けてスリップしたというが、夏のフランスは見た目以上に過酷だ。

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